脱臼・捻挫・打撲
ケガをすると、強い痛みを伴い腫れが生じます。「骨は折れていないから平気」と自己判断をして放置すると、治りが悪くなることもあります。体に違和感を感じていたり、痛みが長引いている方はご相談ください。
◆脱臼(だっきゅう)
☑︎脱臼とは?
骨が関節から完全にはずれた状態を「完全脱臼」といい、完全にはずれてはいないけどずれている状態を「不完全脱臼」または「亜脱臼」といいます。
もっとも多いのが「肩関節脱臼」で、脱臼の約半分を占めるといわれています。肩関節は可動域が広く、しかもお皿にボールが乗っているような構造のため、脱臼しやすくなっています。また、小さいお子さんが肘を脱臼するケースも多いですね。
骨が関節から完全にはずれた状態を「完全脱臼」といい、完全にはずれてはいないけどずれている状態を「不完全脱臼」または「亜脱臼」といいます。
もっとも多いのが「肩関節脱臼」で、脱臼の約半分を占めるといわれています。肩関節は可動域が広く、しかもお皿にボールが乗っているような構造のため、脱臼しやすくなっています。また、小さいお子さんが肘を脱臼するケースも多いですね。
☑︎脱臼の治療方法は? 脱臼をもどす「整復」にはいろんな方法があり、関節の状態やはずれた方向などで変わってきます。肩関節脱臼の場合、患者さんにベッドに寝ていただき、ゆっくりと腕を持ち上げる方法がよく行われます。一気に整復しようとすると、関節の周囲を包み込んでいる「関節包」を痛めてしまうなどの危険があります。また、時間をかけて整復する方が痛みも少ないという利点もあり、現在ではこうした方法が主流となっています。
整復を行った後、2ヶ月間程度は、脱臼を起こした方向に動かさないように固定することが大切です。完全に関節が治癒していない状態で頻繁に動かすと、関節包がきちんと修復されないため、ちょっとした動作で脱臼を繰り返す「反復性肩関節脱臼」になってしまうため、充分注意が必要です。 脱臼を起こしてしまったときはRICE法で、応急処置をしてください。
整復を行った後、2ヶ月間程度は、脱臼を起こした方向に動かさないように固定することが大切です。完全に関節が治癒していない状態で頻繁に動かすと、関節包がきちんと修復されないため、ちょっとした動作で脱臼を繰り返す「反復性肩関節脱臼」になってしまうため、充分注意が必要です。 脱臼を起こしてしまったときはRICE法で、応急処置をしてください。