人工膝関節置換術について
歩行時の膝の痛み、階段昇降時の痛み、夜間の痛みなど、年齢とともに軟骨がすり減って起こる変形性膝関節症による痛みに対し、痛み止めやリハビリ、ヒアルロン酸注射などで効果が不十分であれば人工関節置換術の適応となります。当院では慶應義塾大学で経験を積んだ専門の医師が執刀しており、特に人工膝関節置換術・人工股関節置換術に力を入れています。
人工関節置換術ではすり減った軟骨の表面を薄く削り、チタン合金やポリエチレンなどでできた人工関節に置き換えます。これにより痛みやO脚が改善する効果が期待できます。
入院・手術では以下のことに特に重点を置いています。
⒈皮膚や筋肉の切開をできるだけ少なくする
切開を最小にすることで侵襲が少なくなり、術後の回復が早まります。
⒉鎮痛薬の工夫による痛みの少ない手術
多剤カクテル局注、硬膜外ブロック、数種類の内服薬などを用いています。
⒊自己血貯血を用いることで輸血を回避する
輸血が必要になることはほとんどありません。
⒋ガイドラインに沿った深部静脈血栓症の予防
いわゆるエコノミー症候群を起こすリスクがあるため、適切な予防が必要となります。それでもまれに肺塞栓症になることがあります。
⒌リハビリテーション
手術翌日から歩行練習を開始します。術後1週から杖歩行の練習を開始し、2週目から階段昇降を行います。約3週で退院し、外来でもリハビリを継続します。
当院では、近隣の整形外科開業医の先生との連携のもとに、手術が必要なタイミングでご紹介いただいておりますが、年々O脚が進行してきたり、ヒアルロン酸の関節内注射を1年以上続けても痛みが取れない方、ひざの痛みで外出や旅行などを断念してしまっているような方はいつでもご相談ください。手術をすることで歩行時や階段昇降時の痛みが改善され、生活の質が上がり、O脚も矯正されます。ダンスやゴルフなどのスポーツも可能です。また関節リウマチ、骨壊死に対しても同様に行っております。
前十字靭帯再建術・半月板縫合術について
スポーツなどで膝前十字靱帯(ACL)を損傷すると、膝の不安定感が生じ、半月板や関節軟骨が傷んだりするので、若年者や、普段スポーツをされる方は手術が望ましいです。当院では膝関節専門の医師により再建靭帯に膝屈筋腱であるハムストリングスと人工靱帯を組み合わせたハイブリッドを用いた解剖学的二重束再建を行っています。また、再建靭帯の成熟を促すため、ACLの遺残組織をできる限り温存しています。手術は関節鏡を用いて行うため、手術創は約5cmの傷が1か所と数mmの傷2,3か所でできます。
また、近年半月板損傷に対する手術として半月板をできるだけ温存することの重要性が指摘されており、可能な限り半月板縫合術を行っております。
いずれの手術においてもスポーツ復帰まで外来で専門のリハビリスタッフが対応しております。
歩行時の膝の痛み、階段昇降時の痛み、夜間の痛みなど、年齢とともに軟骨がすり減って起こる変形性膝関節症による痛みに対し、痛み止めやリハビリ、ヒアルロン酸注射などで効果が不十分であれば人工関節置換術の適応となります。当院では慶應義塾大学で経験を積んだ専門の医師が執刀しており、特に人工膝関節置換術・人工股関節置換術に力を入れています。
人工関節置換術ではすり減った軟骨の表面を薄く削り、チタン合金やポリエチレンなどでできた人工関節に置き換えます。これにより痛みやO脚が改善する効果が期待できます。
入院・手術では以下のことに特に重点を置いています。
⒈皮膚や筋肉の切開をできるだけ少なくする
切開を最小にすることで侵襲が少なくなり、術後の回復が早まります。
⒉鎮痛薬の工夫による痛みの少ない手術
多剤カクテル局注、硬膜外ブロック、数種類の内服薬などを用いています。
⒊自己血貯血を用いることで輸血を回避する
輸血が必要になることはほとんどありません。
⒋ガイドラインに沿った深部静脈血栓症の予防
いわゆるエコノミー症候群を起こすリスクがあるため、適切な予防が必要となります。それでもまれに肺塞栓症になることがあります。
⒌リハビリテーション
手術翌日から歩行練習を開始します。術後1週から杖歩行の練習を開始し、2週目から階段昇降を行います。約3週で退院し、外来でもリハビリを継続します。
当院では、近隣の整形外科開業医の先生との連携のもとに、手術が必要なタイミングでご紹介いただいておりますが、年々O脚が進行してきたり、ヒアルロン酸の関節内注射を1年以上続けても痛みが取れない方、ひざの痛みで外出や旅行などを断念してしまっているような方はいつでもご相談ください。手術をすることで歩行時や階段昇降時の痛みが改善され、生活の質が上がり、O脚も矯正されます。ダンスやゴルフなどのスポーツも可能です。また関節リウマチ、骨壊死に対しても同様に行っております。
前十字靭帯再建術・半月板縫合術について
スポーツなどで膝前十字靱帯(ACL)を損傷すると、膝の不安定感が生じ、半月板や関節軟骨が傷んだりするので、若年者や、普段スポーツをされる方は手術が望ましいです。当院では膝関節専門の医師により再建靭帯に膝屈筋腱であるハムストリングスと人工靱帯を組み合わせたハイブリッドを用いた解剖学的二重束再建を行っています。また、再建靭帯の成熟を促すため、ACLの遺残組織をできる限り温存しています。手術は関節鏡を用いて行うため、手術創は約5cmの傷が1か所と数mmの傷2,3か所でできます。
また、近年半月板損傷に対する手術として半月板をできるだけ温存することの重要性が指摘されており、可能な限り半月板縫合術を行っております。
いずれの手術においてもスポーツ復帰まで外来で専門のリハビリスタッフが対応しております。
手術実績
当院では2018~2020年の3年間で、2,645件の手術実績がございます。
当院では2018~2020年の3年間で、2,645件の手術実績がございます。