外傷(ケガ)
初期段階での処置が、とても大切です。
骨折すると激しい痛みがありますので、大抵の場合「これはおかしい。折れているかもしれない」と気づきます。また、骨が完全に折れて、通常なら曲がらない方向に曲がったりすると、明らかに骨折とわかります。
しかし、痛みがそれほどでもなく、見た目に変形していなくても骨折していることは多いものです。とくに「捻挫」や「突き指」だと思っていたら骨にひびが入っていたということは、しばしば起こります。ひびが入っているかどうかを外から観察するだけで見分けるのは難しく、医療機関でレントゲンを撮ってはじめて正確な診断が可能です。
軽症の骨折であっても、放置すると骨がうまくくっつかず、変形したり、治癒までに時間がかかることがありますので、初期にはかならず整形外科を受診するようにしてください。
骨折すると激しい痛みがありますので、大抵の場合「これはおかしい。折れているかもしれない」と気づきます。また、骨が完全に折れて、通常なら曲がらない方向に曲がったりすると、明らかに骨折とわかります。
しかし、痛みがそれほどでもなく、見た目に変形していなくても骨折していることは多いものです。とくに「捻挫」や「突き指」だと思っていたら骨にひびが入っていたということは、しばしば起こります。ひびが入っているかどうかを外から観察するだけで見分けるのは難しく、医療機関でレントゲンを撮ってはじめて正確な診断が可能です。
軽症の骨折であっても、放置すると骨がうまくくっつかず、変形したり、治癒までに時間がかかることがありますので、初期にはかならず整形外科を受診するようにしてください。
骨折の種類骨折の種類骨折は、損傷の状態や程度などによって分類されます。そのなかで、代表的なものをあげてみましょう。
☑︎切り傷(切創/せっそう)
日常的に誰もが経験する切り傷ですが、自分が思っているよりも深く切り、神経・腱・骨などまで損傷を受けている場合があります。病院では、損傷を受けた箇所を慎重に確認したうえで、適切な処置を行います。
また、土やサビなどが傷口に入ってしまった場合は、破傷風などの感染症の恐れがあります。異物を取り除いた後、必要であれば抗生物質を投与して感染症の発生を予防します。出血が多い場合には縫合処置も行います。糸で縫わずに「ステリテープ」という創傷閉鎖用の滅菌テープや医療用のホッチキスを使って、患部を固定する場合もあります。
日常的に誰もが経験する切り傷ですが、自分が思っているよりも深く切り、神経・腱・骨などまで損傷を受けている場合があります。病院では、損傷を受けた箇所を慎重に確認したうえで、適切な処置を行います。
また、土やサビなどが傷口に入ってしまった場合は、破傷風などの感染症の恐れがあります。異物を取り除いた後、必要であれば抗生物質を投与して感染症の発生を予防します。出血が多い場合には縫合処置も行います。糸で縫わずに「ステリテープ」という創傷閉鎖用の滅菌テープや医療用のホッチキスを使って、患部を固定する場合もあります。
☑︎擦り傷 (擦過傷/さっかしょう)(擦過創/さっかそう)
スポーツや軽い転倒などで起こりやすい擦り傷。砂や土などが入ってしまうことが多く、感染症に注意が必要です。まずは綺麗な流水で洗い流して下さい。擦り傷は、意外に傷痕が残りやすいものです。とくに女性が顔を擦りむいた場合など、できるだけ痕を残したくありませんので、病院で正しい処置をするようにしましょう。
スポーツや軽い転倒などで起こりやすい擦り傷。砂や土などが入ってしまうことが多く、感染症に注意が必要です。まずは綺麗な流水で洗い流して下さい。擦り傷は、意外に傷痕が残りやすいものです。とくに女性が顔を擦りむいた場合など、できるだけ痕を残したくありませんので、病院で正しい処置をするようにしましょう。
☑︎刺し傷(刺創/しそう)
植物のトゲや木の破片、ガラスなどが刺さるケガは日常的によく起こります。見た目よりも損傷が深いのが特徴で、とくに釘やキリなどが刺さった場合、神経・腱・骨・臓器などを損傷している可能性があります。また感染症を起こしやすいのが特徴です。抗生剤などの服用が必要となる場合があります。大きなものが刺さった場合、自分で抜かずにそのまま病院へ行くようにしましょう。
植物のトゲや木の破片、ガラスなどが刺さるケガは日常的によく起こります。見た目よりも損傷が深いのが特徴で、とくに釘やキリなどが刺さった場合、神経・腱・骨・臓器などを損傷している可能性があります。また感染症を起こしやすいのが特徴です。抗生剤などの服用が必要となる場合があります。大きなものが刺さった場合、自分で抜かずにそのまま病院へ行くようにしましょう。
☑︎咬み傷 (咬創/こうそう)(咬傷/こうしょう)
日常的に起こりやすいのは、犬や猫などのペットによるものかと思います。動物はとてもかわいいのですが、いろんな菌を持っているので、とくに感染症への注意が必要です。病院では感染症の予防に重点がおかれ、抗生剤の投与や破傷風の予防注射なども行われます。また、菌が入った状態で傷口をふさいでしまうと、膿が溜まることがありますので、傷口は開いたままの状態で治療を行います。
日常的に起こりやすいのは、犬や猫などのペットによるものかと思います。動物はとてもかわいいのですが、いろんな菌を持っているので、とくに感染症への注意が必要です。病院では感染症の予防に重点がおかれ、抗生剤の投与や破傷風の予防注射なども行われます。また、菌が入った状態で傷口をふさいでしまうと、膿が溜まることがありますので、傷口は開いたままの状態で治療を行います。
☑︎挫滅創 (ざめつそう)
鈍器にぶつかる、指をつめるなど、強い衝撃で皮膚や筋肉の組織がつぶれ、高度に損傷を受けた状態を「挫滅創 (ざめつそう)」といいます。交通事故や労働災害などでよく起こります。
挫滅創は、神経や筋肉などの組織が複雑に破壊される場合が多く、治りが遅いケガです。また、瘢痕(はんこん)などの傷痕が残りやすいのも特徴ですので、病院で適切な治療を受けるようにしましょう。
鈍器にぶつかる、指をつめるなど、強い衝撃で皮膚や筋肉の組織がつぶれ、高度に損傷を受けた状態を「挫滅創 (ざめつそう)」といいます。交通事故や労働災害などでよく起こります。
挫滅創は、神経や筋肉などの組織が複雑に破壊される場合が多く、治りが遅いケガです。また、瘢痕(はんこん)などの傷痕が残りやすいのも特徴ですので、病院で適切な治療を受けるようにしましょう。